一戸建てを建設する時、実は、たくさんの諸費用がかかります。
これを忘れていると、大変なことに。たとえば4000万の家を買うときは、4000万だけでは足りないのです。
そんな、一戸建て購入時のお金について解説します。
注文住宅を建てるときの注意点
一戸建てを買おうと思った場合は、大きく以下の3つの方法があります。
ひとつは自分で土地を持っていて、その土地に建物を建てるという注文住宅のケースです。
もうひとつは土地と家を一緒に建売住宅を購入する分譲住宅のケース。そして中古住宅を購入するケースです。
注文住宅を建てるケースでは、元々所有していた土地に古い建物がある場合は、その解体費がかかります。
またその土地が農地や山林であった場合は、土地の造成費用や水道などの引き込み代などの経費がかかります。
建物の建設費用だけでなく、そうした土地関係の費用がかかるので必ず見積もりをとるようにしましょう
建売住宅を購入するときの注意点
前述の注文住宅に比べて、建売住宅の購入をする場合は実際の建物と土地をセットで購入するため、抜け漏れが少ないと思われがちです。
「建ててあるものを売っている」のですから。
ところが、例えば門や駐車場などの外構工事費用などがオプションとなっているケースが多いのです。
建物だけの価格を支払っても、住むためには様々な付帯工事や設備費用が15~20%ぐらいかかります。
特に建築条件付き土地の契約で建てた場合は注文住宅同様に、どこまでが契約範囲でどこからが別料金なのかはしっかりと確かめておくようにしましょう。
諸経費は1割ぐらいかかることも
中古住宅であれば、ずばり建物も土地もすぐ住める状態で買えるということになりますが、そうしたケースも含めて、実際の不動産取引以外にたくさんの諸経費がかかることも忘れてはいけません。
- 仲介手数料
- 住宅ローンの手数料
- 住宅ローンを組む時の保険
- 各種登録費用
などは、本体の建物価格以外に5~10%ぐらい必要です。
また照明やエアコンも必要ですし、カーテンなども必要になります。
リギリの予算で建物だけ買うのではなく、資金計画に余裕を持って、新生活をスタートできるようにしましょう。
土地価格は全国で相場が大きく違いますが、建物価格は大きな違いはありません。
建築工法や坪単価などで比較をしつつ、諸経費や付帯工事費用についても忘れずに資金計画を立てるようにしましょう。